生活と産業のクオリティの向上に貢献するデザインを見出し、社会に推奨する日本で唯一の総合的なデザイン評価・水晶の運動―それがグッドデザイン賞。
以為(おもえらく)のガストロノームパンは、こだわりの機能性に「デザインのチカラ」を備え、料理人と食べる人との絆づくりに貢献いたします。
ガストロノームパンとは、世界標準規格のホテルパンのこと。世界各国で調理器具として、またビュッフェなどの陳列ケースとして使用されているので、見たことがある人も少なくないだろう。
一般的には、ステンレスやポリカーボネート樹脂製が多く、最近では陶器製も目にするようになった。 それなら、木で作ってみようか。 このシンプルかつ斬新なひらめきが以為(おもえらく)の挑戦のすべての始まりだった。 調理器具から着想を得ながらも、調理器具としての機能をそぎ落とす英断により、以為(おもえらく)のガストロノームパンは、その名の通り「美食を盛る器」として新たな息吹を与えられたことになる。
あたたかい木のぬくもりとナチュラルなテイストは、見事なまでにあらゆる食材・料理との相性がよい。素材の色をひきたてつつ、無垢の杢目が「食の安心」を演出してくれる。また、シンプルに見えながらも、ディテールにこだわったデザイン性は、2011年グッドデザイン賞を獲得。美食の楽しみは食す前から始まるもの。カマトクが誇る最高の器で、食のひとときを演出してみてはどうだろうか。
風雪に耐え抜いた年月を細やかな年輪で物語る日光杉。
その杢目の魅力を存分に楽しめるよう25mmと広めの縁にあしらった。 箱の部分は目がしっかりと詰まった日光檜を使用。 耐久性が高く、抗菌効果があるため、
寿司屋のカウンターなどにもよく使われている。杉やヒノキが本来持つ空気の浄化作用や湿度の調節作用、保温効果など、自然のチカラをそのまま製品に活かしつつ、水や氷にも対応できるようウレタン加工を施した。使いやすくて華がある、まさに機能美を具現化した逸品だ。
全長37kmの両側にわたって約12,500本もそびえる「日光杉並木街道」をご存知だろうか。世界でもっとも長い並木道(LongestAvenue)として、1992年版のギネスブックにも掲載されている。
荘厳な雰囲気を醸し出す杉並木は、植栽されてから390年が経とうとしている。現在日本で唯一、特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受ける貴重な文化遺産であり、日光市が世界に誇る「郷土のシンボル」だ。
以為(おもえらく)のポリシーは、職人の技術を用いて、地場の名産品を、新たな視点で道具や器にデザインすること。丹念な職人の手仕事による確かなモノづくり精神が宿る器だからこそ、長く愛用してもらいたい。
物を入れるだけで様になる万能の器。
ベースとなるパンの深さは【65mm/内寸45mm】と【100mm/内寸80mm】の2種類をご用意。 入れるものや、組み合わせるパーツによって、使い分けてほしい。
両方の深さともに、サイズ展開は5種。
2/3サイズの高さがちょうどワインボトルの高さ程度になる。しゃれたギフトボックスとしてもおすすめだ。 ショーケースとしてお店に陳列すれば、直線的で無機質な配列と、有機的で豊かな表情の絶妙なマッチングが楽しめる。 多サイズ展開なので、ぴったりくるサイズを見つけることができるだろう。
杉と檜がもつ湿度調節作用も手伝い、焼き立てパンの皮はカリっと揚げたてフライはサクッと保てる。高級感が出せるので、おすすめのひと品を載せてアピールするのにぴったりだ。
日光檜のすのこは単体でも様になる。高さは18mm。各サイズに対応する全5種をご用意。
素材を見せることができる店からは、料理人の自信が伝わってくる。
寿司ネタなどの魚貝系や、焼く前にねかせる霜降りステーキ肉、選りすぐりの農家から仕入れた新鮮野菜、数種類から選べるお通しや惣菜など、自信のあるものなら何を入れてもいい。 見せて、魅せて、客人の食欲をかきたてよう。
日光杉とアクリル製のフタは、軽くて扱いやすく、耐久性も抜群。各サイズに対応。厚さ15mmのフタを閉めると、パンの内側に3mm入る。
以為(おもえらく)のガストロノームパンは、貯蔵ボックスとしても活用できる。空気の浄化作用や湿度の調節作用により、ニオイ移りの心配がない。その際には木製のフタを一緒に使ってほしい。
また、繊細な杢目が贅沢に楽しめることから、木蓋を盆として使う店もある。上品で趣向をこらしたあしらいに乗せる器の品格もあがる。
天板部は日光檜、フチは日光杉を使用。各サイズに対応し、厚さは15mm。フタを閉めると、パンの内側に3mm入る。
日光檜で作られた仕切は全部で3種類。
8仕切は1/1に対応し、6仕切と4仕切は1/2に対応する。 それぞれ縦と横の板がバラバラに取り外せるので、洗浄や乾燥などの手入れも簡単だ。
1/1対応の8仕切。
仕切内寸は115x134mm。
4仕切と6仕切はいずれも1/2対応。
4仕切内寸は、 106x134mm。 6仕切内寸は、 86x104mm。
ウレタン加工を施しているので、パンに直接水や氷を入れても問題ない。しかし、常時水分にふれる使い方をしていると、どうしても早く傷んでしまう。「長く愛用してもらいたい」というデザイナーの思いから、パンの中に入れて使えるアクリルケースもご用意。
ヒノキの爽やかな香りは日本酒をひきたてる、とも言われる。ワインクーラーとしてはもちろん、冷酒や、涼を感じる夏の献立の器としてもおあつらえ向きだろう。
パンの裏面には、スタッキングができるよう、凸部が設けられている。サイズが異なるパンでも、3辺の長さが同じであれば安定するので、1/1の上に1/2、1/2の上に1/4を重ねられる。
凸部はわずか3mmだが、多少ぶつかった程度ではびくともしない。人が忙しく行き来する厨房内では必須の3mmとも言える。 使いやすさに配慮したデザイナーの心配りが嬉しい。収納時にも、運搬時にも重宝することうけあいだ。
木製箱はよくあるけれど、日光杉という歴史的背景のある銘木を使用している点に惹かれてね。
日光杉の杢目がきれいな枠の部分がひろくて、顔があるところがいいね。盛り込みによく使っているけど、高級感があるし。
寿司や、揚げ物にも使えて、選択肢が幅広いのも魅力だと思うよ。
夏は、クラッシュアイスをしき詰めて盛り込んだら、より涼しげに引き立ってよかったな。
あと、すべてが杉だけで作られているんじゃなくて、箱部分はヒノキを使っているところが自然なのもいいね。 目でも楽しめるから、お客様にも喜んでもらってるよ。
ひとめ惚れですね。これはカウンターのネターケースに使える!と思いました。
ネタケースとして、1/1、2/3、1/3の深さ100mmを使用していますが、サイズがピッタリです。丸ざかな、貝類とわけられるところも、嬉しいですね。
あと、使いこんでくると木の雰囲気が良くなってきました。毎日、使うものなので、かなり丈夫なところが重宝しています。
インテリアデザイン関係のお客様が、あじけないネタケースと違って 自然素材をシンプルに使った内装カウンターによく合っているとほめてくださったのも嬉しかったですね。
以為(おもえらく)は、思い考えるという意味です。株式会社ミランダスタイルを設立したときに「メイド イン ジャパン」ブランドとして立ち上げました。名産物にフォーカスし、職人の技術を用いて新たな視点で道具や器をデザインすることをポリシーとしています。
モノ、ヒト、食を通して思いや考えを伝え、地場産業や農業、食文化に貢献していくプロジェクトです。
日本の文化、食、道具、器のこれからを創造していきたいと思っています。
1971年栃木県に生まれ。
アパレル系企業に入社し、6年間バイヤーとして活躍。 27歳で、家業のリビングカマトク(栃木県鹿沼市)に入社。 2009年6月、38歳で株式会社ミランダスタイルを設立。 飲食店の厨房機器設計施工ゾーニング、テーブルコーディネイト、デザインなどに至るまでを提案。県内のみならず、全国で活躍する。 国内外で磨いた感性と実質的な経験から、フランスシャンパーニュのグラス、ヴェルリィ・デ・ラ・マルヌの輸入、メイドインジャパンブランド以為(おもえらく)を展開し、ブランディング、プロダクトデザインを手がけ、多岐に渡り活躍。 2011年、自ら手がける以為日光杉ガストロノームパンが、グッドデザイン賞を受賞。 趣味は、ゴルフとサーフィン。
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